経営のへそ 2010年10月号

140文字のつぶやきをインターネットに投稿するツイッターの利用者数は10%を超えたと言われている。特に20代、30代の年齢層での利用率が高くもうすぐ20%に届く勢いである。また、日本での利用状況として目を見張るのはそのつぶやき数だ。ブログの投稿数も日本は比較的に多いが、ツイッターへの投稿数も米国に次いで2番目と多い。最近では名刺交換の際にツイッターアカウント表記している人も多くなってきた。一般的に普及率は16%を超えると急速に広まると言われているから、ツイッターは立派な情報インフラとして普及ラインに達したと言える。今回は企業経営をする上で必要な知識として基本機能と活用の視点を掲載する。

1.ツイッターの基本機能

(1)つぶやく(ツイートと呼びます)
ツイッターでは140文字のつぶやき形式で情報がやり取りされる。このツイートはほとんどが公開されており、他の方のツイートも見ることができる。

(2)フォローする
気になる人や友人などツイートを見ておきたい人がいるときには登録しておくことができる。フォローをすると、ツイッターを開いたときにフォローした人のツイートが表示されるようになる。

(3)リツイートする
他人のツイートを見ていると、「面白い」「役に立つ」「他の人にも見せたい」という内容のものも多い。このときに、他の方にも回して見てもらうことがリツイートと呼ばれる機能である。リツイートをすると自分をフォローしている人(フォロワーといいます)に見せることができる。このリツイートが次々と繋がることで一気に情報が広まることがあり、地震情報などがテレビ局のニュースよりも早かったという事例もある。

(4)ダイレクトメッセージと返信(リプライ)
ツイッターではフォローをするとフォローした人からのダイレクトメッセージを受け取ることができるようになる。また、@マークをつけて特定の人にメッセージを送ることも可能だ。

(5)アカウントを見る
利用している人それぞれにはアカウントが付けられ、それぞれのプロフィールやフォロー・フォロワーを見ることができる。ここではプロフィールとして自己紹介ができ、ブログのリンクなども掲示できる。

2.ツイッターの特徴

①リアルタイムな情報
ツイッターを開くと「今、どうしている?」と表示されるように、“今”の情報をやり取りするのがツイッターの特徴である。テレビを見て感じたことや今考えたことがすぐに流れてくる。

②人物像や人間関係が見える
登録している人が以前にどのような話をしていたのか、誰と会話をしていたのかを見ることができる。そして、自分もそのつながりの中に参加することができる。

3.新しいマーケティングツールとしてツイッターを利用する

顧客との関係作りが企業経営には重要である。ツイッターはこの点で重要なツールとして威力を発揮する。最初は、自社のホームページやブログを更新したときにお知らせすることやどのようなことがツイートされているかを調べることから始めることがお勧めであるが、一歩進めた利用方法として次のような方法がある。

① 個人に対してプッシュ型の行動ができる
ツイッターのアカウントがわかれば積極的にフォローや返信をすることでプッシュ型の告知活動が出来る。ホームページなどのインターネットツールは検索にかかりアクセスしてもらうことが重要なことであるが、ツイッターはこちら側積極的にお客様に声をかけることが可能であり、有名な方や企業経営者もアカウントを持っているので接触がしやすい。このため、ツイッターに登録する飲食店からフォローされることが多くある。

② 1to1で親密度を高める
フォロー、返信、ダイレクトメッセージを活用して日々コミュニケーションを取っていくと個人との親密度を高めることができる。チェックして返信していく手間はかかるが、商品だけではなかなか特徴を出しにくいだけに、お客様と関係を強化して差別化することは有効な取り組みである。

③ 限定・ゲリラ的に販促を行う
リアルタイム性を活用して、“今から1時間以内に来店の方は「ツイッターを見た」で割引します。”というように時間限定した販促活動ができる。また、“今日はどこどこに出現”など展示場所が変わる業種ではゲリラ的な楽しさを演出することができる。

このように新しいツールとしてツイッターを利用することは、今まで接触できなかった新しい客層や人脈を構築するチャンスと言えよう。今は黎明期であり積極的にやり取りに応じてくれる方も多い。まずどのようなものか話のネタとしてでも試して見ることをお勧めする。

経営コンサルタント/中小企業診断士 石堂 修

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